徳光 和夫
アナウンサー

楽曲の感想

クミコさん、実に嫋(たお)やかな歌唱ですネ。これまでのクミコさんは、カバー曲を「クミコの曲」にされていたことが特色でしたが、この歌声は、亡き容子さんが(言葉は適切ではありませんが)降臨されているようでした。

この容子さんは良妻であり、賢く心の可愛い女性であり、平凡な日々を充実して送られた人生であることが、一週間の願いでよく解ります。クミコさんの日々とはあまりにも異なります。しかし貴女なりに解釈された容子さんは、間違いなく貴女の歌声の中で甦ってきました。

月並みですが心に届く、これぞプロのボーカリストという作品です。

「あなたの最期の『七日間』」または、“あなたが最期にしておきたい、おかねばという願い”

5日間は、まだ行ったことのない3ヶ所のボートレース場(津・三国・若松)で預貯金の半分を使いきり、残りの2日間は、妻が注いでくれる一保堂のお茶を飲みながら、つぶ餡のおはぎを目一杯食してみたい。(家内の入れるお茶は他では味わえない渋味と甘さがあるんです)