山崎 洋子
作家

楽曲の感想

私は過去に夫、母、弟、犬一頭、猫二匹を看取りました。ですから「最後だとわかっていたら」を先に聴きました。もう最初から大泣きしました。介護していると体力も気力も尽きます。時に、「もう終わってほしい」と願ってしまいます。その後悔にいまだ苛まれています。涙を拭って「妻が願った最期の『七日間』」を聴きました。亡くなった者たちに「大丈夫、わかってるから」と抱きしめられたようで、「ありがとう、ごめんね」と心で繰り返しながらまた泣きました。

「あなたの最期の『七日間』」または、“あなたが最期にしておきたい、おかねばという願い”

私の最期の七日間

あと七日しかないとなったら、まず一日だけ使って、後始末をしてくれそうな人に電話かメールで「惜しいものは本しかありません。一番、活かしてくれる方法で処分してください。あとは粗大ごみで」とお願いしておきます。

残りの六日間はいつもと同じに過ごします。朝ご飯の後、ネットのジグソーパズルで遊び、さりげなく、いろんな人への「ありがとう」を入れ込んだブログを書き、少し仕事をして、テレビのお笑い番組を観ながら普段通りの食事をして、寝酒を飲んで寝ます。掃除・洗濯はたぶん、いつもより丁寧にしておくでしょうね。