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2009年10月8日

「ビンボーくさいこと」

朝、ふっと思った。
ビンボーくさいことってあるなあ。
ビンボーは恥でもなんでもないけど、
ビンボーくさいのはヤダなあ。

その一。
外国ブランドの紙袋を、ずっと持ち歩く人。
初め見たときは、その買い物の後だと思って。
でも違うんですねえ、これが。
少しくたびれたブランド紙袋にいろんなものが。
なんだか哀しい。
この「しがみつき方」、ビンボーくさい。

その二。
履き物の踵をカンカンいわせて履いてる人。
女性のサンダルが圧倒的ですが、特に階段。
カンカンとじつに耳障り。
かくいう私、若い頃大き目の靴カンカンいわせて。
その場所、床張りのレストラン。
チーフコックにいわれました。
「クミ!女がそんな音出してちゃサイテーだよ」
本人、その時まで気づかず。
深く恥じ入り。
他人の音聞けば、納得。
合わない履き物に頓着しない、あるいは
気遣いのない歩き方。
どっちもたしかにビンボーくさい。

その三。
人にプレゼントしたことを、ずっと忘れない人。
忘れないのはいいけど、ずっと言い続ける人。
「あのイヤリング、つけてないの?」とか。
人に何かを「あげる」っていうのは、もうそれだけで
おこがましい。
その上に、確認ときちゃ。
プレゼントって粋じゃなくちゃ。
後は野となれ山となれ、棄てられても本望って。
あげたんだぜ的態度、まことにビンボーくさい。


こんなこと考えてたら台風が。
どうなるんでしょ。これから。