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クミコ - ココロの扉をたたくウタ

INORI〜祈り〜|ニューシングル|2010年2月24日発売

残されたのは薬の包み紙で折られた小さな折り鶴たちでした。これは一人の少女の「祈り」の物語です。

「INORI」から「INORIプロジェクトへ」

「ぜひ歌ってほしい」と手渡された「INORI」

ラーメン屋兼シンガーソングライターの佐々木祐滋さんは、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルである佐々木禎子(さだこ)さんの甥にあたります。
彼が作った曲『INORI』と、歌手のクミコが出会ったことから、今回の「祈りプロジェクト」は始まりました。彼はこの曲を、「言葉」を大切にし、「命の尊さ」への想いを大切に歌い上げてきたクミコに、「ぜひ歌ってほしい」と手渡したのです。

「祈り」を込めた命の歌にクミコも共感

美空ひばりさんの唯一の反戦歌である「一本の鉛筆」や「わたしは青空」など、メッセージ性の強い曲を多く歌ってきたクミコですが、最初はこの曲を歌いたいと思いませんでした。広島の被爆者を扱った重く深い題材であり、ましてご家族が作り、歌っているならば、敢えて自分が入る隙間はないと思ったからです。
ですが、祐滋さんと実際にお会いして、その温かい人柄と音楽に対する真摯な姿勢に触れ、考えが変わりました。「身内が歌うだけでは意味がない。平和を願う人たちに、クミコさんを通して広く知ってほしい」という彼の率直な言葉に共感したからです。『INORI』は、禎子さんのことを歌うだけの曲ではなく、いともたやすく命が奪われる風潮さえある今の時代に訴える、「祈り」を込めた命の歌なのです。

そして「INORI〜祈り〜プロジェクト」誕生

戦後65年目を迎える今年は、禎子さんが亡くなって55年という節目でもあります。この曲をきっかけに、命を大切にするという原点に今一度立ち返りたいと私たちは思いました。折ることは祈ることです。祈りと希望を込めて折った千羽鶴を、国内はもとより世界中からも集め、8月6日に広島に届けたいと考えました。 そんな中、クミコを長年応援してくださるプロデューサーの残間里江子さんらに発起人になっていただき、「平和の願い」を「折り鶴」に託し、「折ることは祈ること」を合言葉に誕生したのが「INORI〜祈り〜プロジェクト」です。そのために「INORI〜祈り〜プロジェクト」公式サイトも開設いたしました。

"twitter" と連動してして世界的なプロジェクトに

この「INORI〜祈り〜プロジェクト」公式サイトでは、今世界的に大ブームになっているニューメディア "twitter" と連動し、インターネット上からも平和を祈り、「折り鶴」を広島に届けることができます。ぜひ世界中の多くの方々にこの「INORIプロジェクト」の趣旨にご賛同いただき、少しでも多くの折り鶴が集まりますようお力をお貸しいただければと存じます。

「INORI〜祈り〜プロジェクト」公式ブログ