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2010年4月12日

「井上ひさしさん」

井上ひさしさんが亡くなった。
マイケルが死んだことより哀しいけど、、世間のニュースは
わりとあっさり。
これって立松和平さんの時とおんなじかな。
逆に、へえ、この人、こんなにすごい人だったの、
って後からの報道のしかたで驚くことある。
でも、これホントかウソか、わかんない。
しょせん、報道だもの。
「時価」みたいなとこあるもん。
死んで割り増し、って感じはでも芸能人のほうが多い。
死んでもオイシイとこがあるんだな、きっと。

それにしても井上ひさしさん。
ずっとスゴイ人だったな。
スゴイっていっていい人だったな。
こういう人がいれば、まだまだ日本は大丈夫って人だったな。
だけど、いなくなっちゃった。

そのかわりオジイサン政党ができた。
みんなが「ひとつ」になることを良しとする人たち。
バラバラはコクゾクですぞ、とする人たち。

人はみんなバラバラ、バラバラと自由。
井上さんの書くもんってそんなもんだった。
「ひとつ」ってコワイっていってた。

この国のバラバラ、根がない。
バラバラのそれぞれに根がない。
根も芯もない。
だから、なにかあると「ひとつ」になっちゃう。
「ひとつ」になっちゃうと、バラバラを攻める、憎む、許さない。
自分がバラバラだったことなんか忘れちゃう。

コワイな、コワイな。
井上さん死んで、コワイな。
舞台「きらめく星座」に「私の青空」って歌あったな。
あれ、唄おう。