2010年1月8日
「新年」
すっかり新年になってしまった。
例年、この時期は少々気持ちがダウンするのだが、
今年はノーテンキなまま。
別段、何か変わったことがあるでもなし、人の気分など
所詮この程度のものということだ。
知人の星占い師によると、「天秤座」は３０年に一度の
試練の年だそうで、でもいつだって年がら年中試練だわよ、
といってみても詮無い。
こうしたものは怯えてもしかたなく、来るもの拒まずの心意気。
ここのところ「初詣」もとんとご無沙汰、行っても「願い事」など
不謹慎だろうと思ってしまうので、なんということはない。
ただ、行って帰ってくるだけ。
そもそも寺と神社の違いもわからず育った粗忽者。
神も仏もいっしょくた。
仏壇も神棚もない斉藤さんち。
「え、仏壇ないのお」
驚く級友に驚いて、やっぱりうちってさっぱりしすぎ。
でも、おじいちゃんとおばあちゃんの位牌あります。
二つ窮屈に並んでます。
初めおばあちゃんだけだったのが、おじいちゃんもやってきて
母親、ま、ここでいいわって。
あんまり好きじゃなかったんでしょか、おじいちゃん。
で、隣にタンク（名前です）の骨壷。
死んでも番犬やってるって感じで。
年末年始はあっちとこっちの見通しがよくなる時期らしく、
これって冬のホコリに似てる。
見えなくてもいいのに見えてきちゃう。
祝祭と禁忌は紙一重。
このごろじゃ、赤ん坊にも同情して。
ご苦労さんですなあ、死ぬまで生きなきゃなりませんぜ。
ありゃりゃ、新年早々なんてこと書いてるんだと思ってたら、
近くでオンナの叫び声、怒鳴り声。
中国語の混じった攻撃性強大。
他所の国でこんなに叫ばなきゃならん。
なにがどうしてこうなるか。
一年、平和でありますよう。
平和のふりができますよう。