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2010年8月8日

ジジギレ

この「ジジギレ」なる言葉、実は私の造語。でも、どこかで誰かがいっているのを腹の底あたりで覚えていたのかもしれない、そんな懐かしい響きでさえ、ある。

「ジジギレ」とは、すなわち「ジジイ」が「キレる」こと。どうにも失礼で、あんまり多用したくはない言葉だ。

で、まあ、その「ジジギレ」のことを「ツイッター」に書いた、いや、呟いた。(ちなみに「ツイッター」というのは、短い文章で呟くという形をとった、今のところ一番新しいコミュニケーション)

というのも最近、どうもオトコがキレやすい気がしていたからで、特に年配の諸兄、いわゆるオジイサンと呼ばれる人が、突然キレている場面にちょくちょく遭遇するたび「こりゃおかしいぞ」と思っていたからだった。

先だっては、100円ショップで大声がする。見ると、小さなオジイサンが若い店員を怒鳴りつけている。100円ショップで身を震わせ怒鳴りつけるほどのことがあるのか。背筋を寒くしながら見ていると、どうやらそのオジイサンには「ワカラヌこと」があるらしい。その「ワカラヌこと」は、自分のせいではなく、相手のせい。いくら事を分けて話しても、怒りの終着点はなかなか見つかりそうにない。哀しい光景だった。

「ツイッター」で呟いてから、アッチでもコッチでも「ジジギレ」はあるという書き込みが続いた。聞けば介護者が老人から受ける暴力でアザだらけ、というのも。昨今話題の駅員に対する暴力も60才台が多いとも。

一体どうしたことか。漠然と思い当たることはある。社会と時代を背負っていた(気分の)オトコならではの「老後」といえるかもしれない。

このあたりはまたの機会に。